[A00-0052] 諏訪神社(すわじんじゃ)
神社誌№A00-0052
神社名 諏訪神社(すわじんじゃ)
社格  村社
鎮座地区福岡市
所在地 福岡市大字原字小薗
メモ  
祭神建御名方主命、菅原神
由緒不詳、明治五年十一月三日村社に定めらる。
祭神菅原神は大字原字西方に無格社天満神社同大字字南屋敷に無格社天満神社として祭祀ありしを大正六年九月ニ十七日許可を得て移転合祀す但し両神社祭神は異体同霊なるを以て合霊す。
社説に述ぶる所次の如し、鎮祭の年代詳かなざれ共社記によれば往昔は当地海浜にして神功皇后征韓御凱旋の砌姪浜に御上陸鳥飼への行啓の御途次に当りたるに因み住吉神を祭ると伝ふ社蔵の慶長五年の棟札に早良郡原村宗廟住吉宮本殿再建本願主泉沙彌とあり(泉沙彌は宮司大神甚左衛門が高粗大明神の社職上原和泉と共に仕へし高粗原田隆種没落後剃髪せる号名なり)貞享五年の棟札に早良郡原村産神諏訪宮本殿再建祠官藤上氏周継とあり。
又筑前国続風土記附録等に諏訪神社村の北出口にあり祭神建御名方主命住吉三神熊野三神(村説に産神は住吉大明神にて相殿は諏訪大明神早良大明神と云ふ)慶長の棟札に早良郡原村宗廟氏神住吉宮とあり即住吉と転倒せるを見れば昔は住吉神本社なり本文に記す所は神家の説なり、祭日六月十八日、九月十八日。境内に神石二つあり荒五郎社と称すとあり。
現今諏訪大神住吉大神熊野大神と菅原神の四座を斎奉れり然して菅原神合祀合霊のことは上述の如し。
現今の社殿は昭和九年に改築せしものなり元九月十八日の祭礼には猪を献ぜりと伝へ、今は其の代品として必ず「かめさ」三匹を神饌に供する慣なり。
例祭日十月十八日
神饌幣帛料供進指定大正十五年七月一日
主なる建造物神殿、渡殿、拝殿、手水舎、絵馬殿、神饌所兼社務所
境内坪数六百六十三坪(官有地第一種)
氏子区域及戸数大字原、百七十四戸
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