[A00-0355] 高祖神社(こうそじんじゃ)
神社誌№A00-0355
神社名 高祖神社(こうそじんじゃ)
社格  村社
鎮座地区嘉穂郡
所在地 嘉穂郡大分村大字高田字平瀬
メモ  
祭神玉依姫命、神日本磐余彦尊、登由宇気大神
由緒社殿に当社は白河天皇の御宇応徳年間竈門山宝満宮(今筑紫郡太宰府町大字内山官幣小社竈門神社)の神領となりしに依り同時宝満宮を勧請し本村の産土神とせりと言う。
寛治四年に梵鐘の奉納ありたるも元和年中盗難に罹り紛失せり銘文摺物の断片僅に保存す其文南無宝満寛治四筑前の国穂波とありて他は分明ならず慶長元年に鉄製鰐口の奉納あり今宝物として保存す其の銘に穿(此の字腐蝕して読み難し穿字領)満宮奉勅(此所腐蝕磨滅して不明)高田村浅井孫右門慶長元亥年八月吉日(以下磨滅して不明)慶長八年八月拝殿再建棟札に奉建立宝満大菩薩拝殿一宇之事大日本西海道筑前国穂波郡高田村大且那云々 于時慶長八年八月吉日願主(不明)善左エ門大宮司式部大夫云々と有り。享保十年高田触総社として触中より法篋印塔を奉納す、其銘に奉納宝満宮御神前高田触中建立高田村大保正矢野四郎右エ門大分村大保正矢野市三郎裏面に経に曰云々となり。
附記本社の触総社となりしは享保十年なるや其の以前なるやは今確徴を得ざるも古来触中の祈願所たり故に天災地変あれば必ず触中より災除の祈願をなせり。天保四年拝殿再建棟札に奉建立宝満宮拝殿一宇天下和順云々当村保正入江武四郎盛義祠官青柳河内頭云々とあり。明治元年宝満宮を高祖神社と改称し奉る。明治五年十一月三日村社に定めらる。明治三十四年十一月神殿改築す。
祭神神日本磐余彦尊登田宇気大神は同大字字城林に無格社として祭祀有し護穀神社(由緒古老碑に筑紫鎮守の御子海建盤辰命昔此地を始め給ひしとき此所字城林に神日本磐余彦尊の霊を勧請せりと、寛政九年一月登由宇気大神を勧請して一社に二神を祀り護国神社と称す)を大正四年九月十七日許可を受け明細帳編入同時に当社を合祀す。
例祭日九月十九日
神饌幣帛料供進指定明治四十二年三月六日
主なる建造物神殿、幣殿、拝殿
境内坪数五百二十八坪
氏子区域及戸数約百戸
境内神社若宮神社(大鷦鷯命)、須佐神社(素盞嗚命)、天満神社(菅原大神)
摂社稲荷神社(宇賀魂神)、天神社(少彦名神)、大賀神社(大名持神)
末社春日神社(春日大神)
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