[A00-0299] 白山神社(はくさんじんじゃ)
神社誌基本情報
神社誌№ | A00-0299 |
神社名 | 白山神社(はくさんじんじゃ) |
社格 | 村社 |
鎮座地区 | 鞍手郡 |
所在地 | 鞍手郡若宮村大字金生字鬢鏡(幸崎) |
メモ |
神社誌明細情報
祭神 | 伊邪那美命、菊理姫命、泉津道守者命、菅原神、玉依媛命 |
由緒 | 当社は若宮郷最初の鎮座にして其年月詳かならざれども宝永の記録に依れば千二百有余年を経過せり而て天正年中毛利輝元神殿造営せられたり、其後は国主黒田家より屢々造営せらる、又社僧十五ヶ寺附属し御神幸及御宮座式等行はれて盛大の御社なりしが悉く廃せられ纔に御宮座式のみ現存す、明治五年十一月三日村社に定めらる。上宮は明細帳脱漏に付編入の儀願出明治三十七年八月十日許可を受く。 菅原神は同大字天満神社として又玉依媛命も同大字内に宝満神社として祭祀ありしを明治四十一年十月十九日合祀許可旧記写に古昔当社は此郷中最初の鎮座にして、その古きこと凡そ千年に及ぶ、古来縁記も有之よしなれどもいつの頃にか焼失せるとか、宮社誰人の建立せるも知らず、天正年中に毛利輝元建立の棟書あり。代々当国主より建立なりしとかや。社僧十五寺今に寺跡あり、分けて霊験新にして神瑞古今に多し、されば古来より姙女上宮に参詣不叶、又御尊体をおがみ奉留事余人不及申、代々の神職のものもならず、すこしにても汚穢不浄の人或は胎女むかしより上宮をみあぐる事甚とがめあり云々。と、以て霊威の著しきを知るべし。又古老の諺に曰く、加賀国より此の霊場に御鎮座の時、水莖の岡湊にしばらく駐輦まして、当郡倉久の里を歴て此の所に移し奉る故に其の所にも御社ありしとかや云々。 筑前国続風土記拾遺巻十七白山権現 上宮は村の南幸山の九分計りに在り、村より坂道七丁計りあり危険なり、此の道の左古櫻多し花の時美観なり、下宮は山の麓より西の方宮の原と云ふ所にあり、村民は上宮の遥拝所と云ふ。当村及宮田村の内恵原千石原産神なり。所祭伊弉冊命泉道守神菊理姫命の三神なり。祭礼九月九日三木氏奉仕、下宮の社域に高祖社有宗像大宮司の霊を祭ると云ふ。又社後に塚穴あり、此外山中に石窟多し。 |
例祭日 | 旧九月九日 |
神饌幣帛料供進指定 | 明治四十年八月二十六日 |
主なる建造物 | 神殿、祝詞殿、幣殿、拝殿、神楽殿 |
境内坪数 | 三百坪 |
氏子区域及戸数 | 若宮村全区全部 戸数百十七戸 |
境内神社 | 須賀神社(須佐之男命)、貴船神社(貴船大神)、疫神社、天穂日神社、高祖神社 |
摂社 | 天満神社(菅原道真公) |