[A00-0323] 厳島神社(いつくしまじんじゃ)
神社誌№A00-0323
神社名 厳島神社(いつくしまじんじゃ)
社格  県社
鎮座地区嘉穂郡
所在地 嘉穂郡頴田村大字鹿毛馬字宮
メモ  
祭神市杵島姫命、田心姫命、湍津姫命、(牧野神社)狭野命、大山積命、保食命、倉稲魂命
由緒創立年月不詳社記豊前国宇佐島より筑前国宗像郡沖津島に鎮座の時当村日尾山を越給ふ古実を以て景行天皇御宇三女神を祭り今に社殿神石柱石等残れり後光厳天皇延文年中(附記、後光厳天皇は所謂北朝の天皇なり又延文年中は所謂北朝の年代にて吉野朝の正平十一年より十五年に至る間なり)今の社地字宮に遷座産神と崇奉る。明治三十二年七月二十四日県社に列せらる。

(牧野神社)神武天皇御幼名狭野命と申奉る時筑紫を回り給ふとて豊前国より此村に移給ふ馬牧より足毛の馬を奉り其馬に乗せ給ひ嘉穂郡馬見村へ出給ふ迄老翁見送り奉るより当村駈馬村と唱ふ村称の起源也其時天皇宜命に依て郡中五月牛馬を田に仕役をなさざる日五日あり即ち朔日より五日迄牛馬忌み日と唱ふ元亀三年より明治二年迄五日を三日に縮む明治二年の時の郡令澄川春吉郎発言して牛馬を忌む事農事に支を以て三月一日より五日迄神祭執行して忌みを除く口実社記に詳なれども略す、今に牧跡大石を以て区域を残す顕然なり。
例祭日九月九日、(牧野神社)三月一日より三日迄
神饌幣帛料供進指定明治四十年一月十九日
主なる建造物神殿、弊殿、拝殿、社務所
主なる宝物大乗妙典一部、手力雄額面
境内坪数五百九十二坪
氏子区域及戸数一百十戸、鹿毛島全区
境内神社須賀社(素盞嗚命)、稲荷社(保食命)、徳満社(大巳貴命)
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