[A00-0347] 老松神社(おいまつじんじゃ)
神社誌№A00-0347
神社名 老松神社(おいまつじんじゃ)
社格  村社
鎮座地区嘉穂郡
所在地 嘉穂郡上穂波村大字長尾字谷
メモ  
祭神菅原神
由緒社伝に当所の産神は往古より貴船神社なりしが、治安三年に大宰府天満宮神領となりしに依り領地守護のための天満宮を貴船神社の社地に勧請し老松宮と称せり(年代不詳)後当社は現今の地に移し産神とし貴船神社は附属神社となりしと言う附記当所は延喜式に載せられたる長岡駅なり天正六年に造営の棟札ありしが今紛失してなし仍て太宰管内志に載せたるを左に記す大宮司秀村佐渡守豊盛大工藤原佐藤新兵衛家定寔天正六年戌八月二十二日(筑前国続風土記拾遺にも棟札のことは記載せり)元禄六年石鳥居建設す銘に郡司泉與左衛門義全監察之産子中元禄六年八月吉旦
延享五年拝殿再建棟札に奉再建老松大明神拝殿一宇産子延命云々延享五戌辰年夏五月吉祥日当社宮座事治安三年老松宮勧請当時より執行せりと言ふも別に文書なし宮座記に
杉殿(杉殿とは鞍手郡龍徳の城主杉弘相なり文明年中宗祇筑紫紀行に依り杉氏が当地を支配したる事を證せらる)時代より享保年間までのことを同年間に記すものあり其始に杉殿(小性)有坂団左衛門外五人、慶長七年宮座組孫次郎、喜六才五郎、吉作とし以下寛永二年、萬治三年、元禄六年、享保九年、二宮座組の変更を記す。
附記此宮座は従前の通り今尚現に執行せり、当社は明治御維新前は郡代役所の祈願所たり今祈雨祈時等に関する文書の存するもの三通あり。
又郡代役所より建設せられたる石燈籠一基を存す。
明治五年十一月三日村社に定めらる。
例祭日九月二十五日
神饌幣帛料供進指定明治四十四年十月二十四日
主なる建造物本殿、弊殿、拝殿、社務所
境内坪数千八十七坪
氏子区域及戸数百四十戸
境内神社須佐神社(素盞嗚命、高龗神、闇龗神)
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