[A00-0353] 六所神社(ろくしょじんじゃ)
神社誌№A00-0353
神社名 六所神社(ろくしょじんじゃ)
社格  村社
鎮座地区嘉穂郡
所在地 嘉穂郡大分村大字舎利蔵字梅ヶ谷
メモ  
祭神八幡大神、国常立尊、大物主神、豊国主尊、宇賀姫尊、菊理姫命
由緒社伝鎮祭由来、観世音菩薩蓮華座(此観世音菩薩は本社の境内にありしも神仏分離の際大字舎利蔵字平原七百八十八番地に移転せり)銘に延暦二十三年遣唐益僧最澄入唐求法の時無事を竈門山宝満宮に祈れり。
時に神託を得て此地に来り又求法の無事を祈る時に擁護を垂れ給ふべき神託を得て肝銘し帰朝の日神祠創立せん事を誓ふ此時に方て肥後八代の舎利尼来て最澄に謁し神祠創立の志を継がん事を請ふ最澄喜んで之を托す舎利尼即ち村民と議し近郷を勧化し神祠を山腹に立て梵室を其傍に構へて誦経奉仕す此即山王七社大権現及舎利蔵寺の濫觴也と言ふ。(原文は長文に付其要領を摘記す)
文明年間(或は曰ふ文明四年九月)山王七社の内六座を此地に遷し六所権現と称し一座を〼村本谷に遷し産土神とせりと言ふ然れども旧社地には小祠を建て上宮と称し祭祀せり(何れの時代よりか之を龍王宮と称し来れり)附記上宮は其後明和九年に石祠とす山下の村々即伊川花瀬、蓮基寺、建花寺、大日寺、八木山、明星寺、潤野各村の庄屋中より建設する所なり之に徴するに従前は前記の各村より祭祀せし縁に依る歟
貞享二年神殿再建棟札に奉再建山王権現宝殿一宇天下泰平云々(中略)本願主当村之住川部源四郎貞享第二乙丑暦菊月大吉日云々とあり。
安永十年の舎利蔵村軸帳に記する祭典の事左の如し、一升五合村中祈祷入目、三斗二季牛馬祈祷入目、一斗龍王祭入目、二斗風止虫祭入目、二斗九升神事神楽社人賄とあり。
附記此祭典は従前の通り現今も尚執行せり。明治五年十一月三日村社に定めらる。
例祭日九月二十五日
神饌幣帛料供進指定明治四十二年十月十四日
主なる建造物本殿、幣殿、拝殿
境内坪数四百八十六坪
氏子区域及戸数三十七戸
末社須佐神社(素盞嗚命)
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