[A00-1760] 一目連神社(いちもくれんじんじゃ)
神社誌№A00-1760
神社名 一目連神社(いちもくれんじんじゃ)
社格  無格社
鎮座地区三井郡
所在地 三井郡北野町大字中字大島
メモ  
祭神天麻比止都禰命
由緒一目連神社御取立天保六未年大良院殿水害為無難勧請す。社説に曰く、天保六年四月二十九日、元久留米藩主有馬少将頼徸公、北野郷水害鎮護の守神として伊勢国桑名郡多度村鎮座、国幣大社多度神社別宮一目連神社の御分霊を奉祀す。当北野郷は水田広漠人煙希薄なりしか故に、歳々鶴雁の類群集し狩獵の好適地なれば代々の領主時々鷹狩を催され、特に頼徸公は頻々臨場あり、斯くて当地方洪水後に於ける田畑の荒廃窮民飢に泣く惨状を親しく察し、之か救治の道に留意せしを以て、江戸参勤中桑名の領主松平公と対談適々此事び及び、同公領地も亦木曽川沿岸にて洪水の被害常に多く、往古より一目連神社を守神として上下一般に信仰し来れる事を聞及ばれ、茲に初めて同社御分霊奉祀の約諾成り、天保五年十月久留米城に於て山本郡吉木村住神職合原安芸守に来向の命あり、直に出向彼の地にて神輿を新調し、御分霊を奉護し、翌ん六年三月十九日松崎駅に下着御茶屋に滞在四月二十九日社殿造営の竣工を待つて御遷座あらせられたるものなり。
例祭日旧十一月五日
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