[A00-1776] 宇島神社(うのしまじんじゃ)
神社誌№A00-1776
神社名 宇島神社(うのしまじんじゃ)
社格  無格社
鎮座地区築上郡
所在地 築上郡八屋町元町字広小路
メモ  
祭神大物主神、崇徳天皇、表津海津見命、中津海津見命、底津海津見命、別雷神、児屋根命、志那津彦命、応神天皇、事代主命、杉生郡代命
由緒本社は文政四年宇嶋新港普請の耳掛りに際し、小祝島其他諸方より移住し来りし人々の願に依つて新港の完成と将来を祈念するため海神金比羅宮を鵜嶋に勧請せしに始まり、次で住吉神社池田神社を合併合祠し、更に宇島港並に宇島部落の建設者たる杉生郡代命を斎き祀つた。
杉生郡代命とは杉生十右衛門貞則である、小倉藩士にして禄二百石を食む、文化二年普請奉行に任ぜられ、六年始奉行を兼ね、十一年御先手物頭の転じ、寺社奉行町奉行を兼勤し、文政三年には抜擢されて近習番頭格郡代に任ぜられた、十右衛門は東豊前に良港なきを慨し文政四年宇島の築港を企て苦心経営十一年に至りて全く竣工した。次に彼は海岸一帯の荒蕪地をた拓いて漁民商戸三百余を移住せしめるなど宇島開港の大恩人である。又彼は今川の上流石垣の渓谷を疎開し田川郡立石峠の峻坂を鑿夷するなど地方民政に尽すところ大なるものがあつた。天保元年五月六日没、年六十六。大正五年十一月五日従五位を贈らる。
例祭日六月六日(港祭り)
主なる建造物神殿、石祠、幣殿、拝殿、社務所、宇島港之碑、宇島神社碑
境内坪数三百六十五坪
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