【社名】 老松神社 [A00-1727]
【所在地】 福岡市大字片江字神松寺
【祭神】 菅原神
【由緒】 鎮座年代詳かならざれ共、大字片江字東に阿蘇神社を勧請せらるる迄は古来より片江村の産神にして今に天神田と称する祭田の跡の跡ありと謂ふ。然して阿蘇神社の建立も正確ならざれども肥後阿蘇宮文書に比伊郷に神領ありと記し又謹造立早良郡片江村鎮守座阿蘇大明神礼堂上棟一宇とある元文三戊午年の棟札より年代古きは明白にして老松社の創立は更に古代に逆れるは勿論なり。
抑々神松寺は聖一国師五代の法孫南谷聖奭和尚永享年中開墓せる醫徳山神松寺の有りし地にして当時太宰府の祈願所たり。
太宰府大弐大内義隆の祈願文書左の如し。
太宰宣太宰廳官人等早任廳宣筑前国早良郡神松寺事右寺可為祈願所之如件者在廳官人等宣知承依宣行之以宣天文七年七月三日、大弐多々良朝臣判、又天文十四年寺領二町五反歩を寄附せり。
社伝によれば其の地名寺号共に鎮守の老松神に因みて神松寺と称すと謂ふ。
【例祭日】 九月十九日
【主なる建造物】 神殿、渡殿、拝殿、神饌所兼社務所、石鳥居
【境内坪数】 八百四坪
【氏子区域及戸数】 崇敬者区域(片江町、田島町、下長尾町)約三百戸
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