[0157] 紅葉八幡宮(もみじはちまんぐう)
神社№  0157
神社名  紅葉八幡宮(もみじはちまんぐう)
神社別名  
参拝日  2012/01/14
再訪日  2020/06/01
社格   県社
その他社格 
ご祭神  応神天皇、神功皇后、菟道稚郎子命、玉依姫、軻遇突知命、大己貴命、事代主命、菅原神、印鑰命、倉稲魂命、金山姫命、埴安命
由緒等  
旧県社 紅葉八幡宮

御祭神
應神天皇 神功皇后 菟道稚郎子命 玉依姫 軻遇突知命 大己貴命 事代主命 菅原神 印鑰命 稲倉魂命 金山姫命 埴安命

由緒
本神社は室町時代(文明十四年)橋本村に創建された。江戸時代(寛文六年)百道松原に遷座、奉祀されて以来福岡藩と藩主黒田家の守護神として崇敬されてきた。貞亨二年三代藩主光之侯は梶井宮滋胤親王御真筆の黄金の額を奉納された。鳥居の前には三戸の家士をおかれ警護にあたらせた。歴代藩主の崇敬も篤く大祭には藩は登城御免とされていた。
社前の家々も次第に発展し西新 高取 百道 藤崎等の町々となっていった。
現在の地に遷座されたのは大正二年である。

例祭
夏祭 七月十・十一日 芽の輪神事 夜神楽 演芸会
秋祭 十月十一日 奉納少年剣道大会
歳旦祭 元旦
元始祭 一月三日
節分厄除大祭 二月三日
月次祭 毎月十一日

初宮詣 安産 厄祓 家内安全 商売繁盛等諸祈願受付ております

紅葉八幡宮

[由緒]
紅葉八幡宮は文明十四年(室町時代)筑前の国橋本村に御創建されました。江戸時代のはじめ福岡藩三代藩主黒田光之候の祈願成就の御礼により、西新の地(百道松原)に三万二千坪の社領を与えられ、遷宮されます。依来歴代藩主により、篤く信仰されておりました。正面大鳥居には梶井宮親王御真筆の黄金の額が奉納され、西新の町々が門前町として発展しました。
以来、歴代藩主の崇敬も篤く福岡藩・黒田家の守護神として多いに賑わい、福岡に一旦事ある時は、当神社に参拝祈祷されることが慣例となっていました。旧暦九月十一日(現十月十一日秋季大祭)は藩主以下藩士庶民参拝のため登城御免(藩の休日)となっていました。明治の世になり社領を全て返上し、北筑軌道が境内を横切ることとなり、町々が一望できる現在の地に遷宮されました。

[御祭神]
◇神功皇后(息長帯比売命 オキナガタラシヒメノミコト)
第十四代仲哀天皇の后で明治時代までは十五代の帝とされておられました。安産のお神様として崇敬され、お子さまは八幡の大神様(応神天皇)です。

◇応神天皇(誉田別命 ホンダワケノミコト 八幡の大神)
第十五代天皇であらせられ、奈良時代からは、国家鎮護の神として皇室、武家に篤く信仰され、庶民の間でもその威き、ご神徳により開運、厄除、出世の神様として信仰されています。

◇菟道稚郎子命(ウヂニワキノイラツコノミコト)
応神天皇の皇子で子供の守り神様です。日本で最初に漢字を学ばれ、勉学に秀でられていたので、学問の神様としても崇敬されています。

◇その他の御祭神
大国主命(良縁・子授けの神)・事代主神(えびす様)・菅原神(勉学の神)・埴安神(土の神)・印鑰命(判子と蔵の神)・稲倉魂命(おいなり様五穀豊穣・商売繁盛の神)のお神々がお祭りされています。

[利生の水]
藩主この地におこしの時、急の腹痛に悩まされるも当地の山伏に祈祷を受け、この水を飲むとたちまち腹痛が治まったと伝えられている。

[安産石(子安の石)]
石を持ち帰り、お産の鎮めとする風習があります。

[年間行事表]

1月2日 歳旦祭
 2日 筑紫舞奉納
 3日 サバチャンコ
2月3日 節分厄除祭
3月 初午祭
4月 春季祖霊祭
7月10日 ちの輪神事 夜神楽
7月11日 夏大祭 奉納演芸会 ちの輪神事
7月下旬 獅子祭
8月15日 夏季祖霊祭
9月 秋季祖霊祭
10月 菊酒の会 神幸祭 みこし 太鼓行列
10月11日 秋大祭 少年剣道大会
11月 七五三子供祭り
11月<最終日曜> 紅葉祭り
12月31日 神符焚上祭

[ご宝物]
本市に残る二千数百点にのぼる絵馬のうちで最も古い絵馬としての価値を有するのみならず、福岡藩御用絵師尾形家の祖・仲由の画業の基準作となる極めて稀な遺作であり、かつ美術的にも優れた作品です。
福岡市有形民族文化財 三十六歌仙額
寛文6年(1666年) 福岡藩主黒田光之候御奉納 絵師 小方仁兵衛仲由 歌 持明院基時卿 書

奉納和歌額
安永3年6月19日(1774年) 福岡藩主黒田継高御奉納 駒形

一の谷形兜
宝永4年(1707年) 福岡藩主黒田綱正候御奉納 黒糸威樋側胴具足

地鎮祭・入居祓・家祓・宅神祭・初宮詣・厄除・車祓
安産・神葬祭・年祭・他諸祈願受付
紅葉八幡宮
福岡市早良区高取1-16-55
℡ 092-821-2049
http://www.momijihachimangu.or.jp
E-mail:info@momijihachimangu.or.jp
地下鉄藤崎駅/徒歩5分
西鉄バス/高取バス停徒歩3分
旧202号線 防塁・藤崎間鳥居くぐって南へ200m
ご朱印  
鎮座地区 福岡市早良区
郵便番号 814-0011
所在地  福岡市早良区高取1丁目26-55付近
地図座標 33.578379,130.351005
公式HP  http://momijihachimangu.sakura.ne.jp/
福岡県神社誌
【社名】 紅葉八幡宮 [A00-0010]
【所在地】 福岡市西新町大字麁原字大平
【祭神】 神功皇后、応神天皇、玉依姫命、埴安命、菅原神、素戔嗚命、軻遇突智命、金山彦命、事代主命、稲倉魂命、大己貴命、菟道稚郎子命
【由緒】 寛文六丙午年八月建立、明治五年十一月三日村社に定めらる。当社は同町大字西新字中東に祭祀ありしを大正二年十月十六日許可を得て当地(西新町大字麁原字大平)に移転せり。
祭神菅原神は大字西新字中東無格社天満神社として祭祀、稲倉魂命は宇賀神社、素戔嗚命は氷川神社、軻遇突智命、金山彦命は秋葉神社として大字西新中東村社紅葉八幡宮境内神社として、祭神事代主命は同大字同字無格社恵比須神社として祭祀ありしを明治四十三年十二月十二日許可を得て村社紅葉八幡宮境内に合併祭祀ありしを本社移転に際し本社に合祀せり。
祭神埴安命は大字麁原字石丸に村社埴安神社として祭祀ありしを大正二年十月十六日許可を得て本社に合祀、同境内神社宇賀神社、大字西新字新屋敷無格社宇賀神社、大字麁原字大平無格社宇賀神社は何れも祭神稲倉魂命にて同一祭神に付合霊合祀せり。
大字西新字中西恵比須神社は祭神事代主命にして大正二年十月十六日本社移転に際し合祀せり。
祭神大己貴命は松河原神社、同菟道稚郎子命は印鑰神社として紅葉八幡宮境内神社なりしを大正二年十月十六日本社移転に際し本社に合祀せり。
大正十一年四月ニ十九日県社に列す。
尚社説に曰く、当社は橋本村(現在の早良郡壱岐村橋本)に在り、鎮座の年代詳ならず。(村老の伝説に文明十四年柴田内蔵助重信といふ士、始めて橋本村に勧請して吾家の鎮守とせりと云ふ)。前国主黒田光之君橋本村にて生れ給ひし故に産神なればとて寛文六丙午年八月橋本村より西新字中東(百道松原)の地に移され本社、拝殿、神厨等新に造立有りて、月毎の祭礼怠らず、九月十一日は恒例の大祭にて神楽、流鏑馬、猿楽等行はる。始め橋本村にては九月九日祭礼を執行せしが、此地に遷し奉りしより、重陽は諸人の暇なき日なる故改めて十一日となせり。
神領百石国君より寄附し給ひ、四辺の松原を附せらる。又貞享二年光之君神前に石の鳥居を新に立て給ふ。鳥居の額は梶井宮滋胤親王の御筆也。
【例祭日】 十月十一日
【神饌幣帛料供進指定】 大正十一年七月十三日
【主なる建造物】 本殿、幣殿、拝殿、社務所、渡殿、倉庫
【主なる宝物】 鳥居額面(梶井宮滋胤親王の御直筆)
【境内坪数】 八百三十八坪
【氏子区域及戸数】 二十箇町内会 戸数二千五百戸
【境内神社】 宇賀神社(稲倉魂命)
コメント  
公開日  2012/08/26
更新日  2020/06/28
一の鳥居[2012/07/25撮影]
神社案内看板[2012/07/25撮影]
参道階段[2012/07/25撮影]
ニの鳥居[2012/07/25撮影]
境内前風景[2012/07/25撮影]
神門[2012/07/25撮影]
紅葉八幡宮由緒[2012/07/25撮影]
御神水利生の水[2012/07/25撮影]
手水舎[2012/07/25撮影]
社殿全景[2012/07/25撮影]
社殿正面[2012/07/25撮影]
拝殿神額[2012/07/25撮影]
拝殿内[2012/07/25撮影]
社殿全景[2012/07/25撮影]
境内神社、宇賀稲荷神社鳥居[2012/07/25撮影]
境内神社、宇賀稲荷神社[2012/07/25撮影]
境内神社(不詳)[2012/07/25撮影]
社殿全景[2012/07/25撮影]
神輿庫[2012/07/25撮影]
社殿背景[2012/07/25撮影]
社殿背景[2012/07/25撮影]
社務所[2012/07/25撮影]
一の鳥居[2020/06/01撮影]
社殿正面[2020/06/01撮影]
狛犬(阿形)[2020/06/01撮影]
狛犬(吽形)[2020/06/01撮影]
拝殿内[2020/06/01撮影]
社務所[2020/06/01撮影]
社殿全景[2020/06/01撮影]
社殿全景[2020/06/01撮影]
本殿[2020/06/01撮影]
社殿背景[2020/06/01撮影]
宇賀稲荷神社由緒書き[2020/06/01撮影]
     
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