[0254] 小倉住吉神社(こくらすみよしじんじゃ)
神社№  0254
神社名  小倉住吉神社(こくらすみよしじんじゃ)
神社別名  
参拝日  2012/01/29
再訪日  2013/05/25
社格   村社
その他社格 
ご祭神  表筒男命、中筒男命、底筒男命、高龗神
由緒等  
小倉住吉神社

小倉住吉神社の由緒
住吉神社の創立年月日は、不詳です。江戸時代の古い書物、『筑前国続風土記附録』によると「小倉の産土神(生まれた土地の守り神)です。祭神は、海の神さまの住吉三神(表筒男命・中筒男命・底筒男命)です。小倉村は古は、博多住吉村住吉神社の神領であったので、勧請(祭神を移して祭ること)しました。祠は村の南、林中にあり。」と書かれています。

八龍宮
創立年月日は、不詳です。祭神は、高龗神です。明治四十四年(一九一一)字堂園に在った八龍宮を住吉神社に移して一緒に祭りました。雨乞い祈願をした神さまで、水利の便が悪い小倉村ならではの神社です。

例祭
虫祭り(虫追い籠り)・・・・七月二十八日
宮座(例祭日)・・・・・・・・・十月十七日

宮座の祭礼
十月十七日、氏子総代をはじめ、宮座によって、昔からしきたりに従い、半煮え献立と『牛の舌餅』をお供えして、祭礼をします。

~神功皇后にまつわる言い伝え~
昔、神功皇后が、三韓(現在の朝鮮半島南部)に遠征の途中、此の村に立寄り休憩された時に村人は、長旅の苦労をねぎらうため、誠意をこめて、もてなしました。しかし急ぎの事で時間がなく、料理は半煮え、餅は柔らかすぎて牛の舌のような形になりましたが、そのまま藁苞に包んでお持ち願い、前途の御無事を祈りました。この心温まる氏子の接待方法が、宮座のお供えの、しきたりとなって、今日まで受け継がれています。

祭礼膳
祭礼膳は、柿・栗・切りまびき(魚)・里芋・切り餅一つ一つ串に刺した物を、大根の葉茎を束ねた物に立てて置きます。牛の舌餅は、ワラで餅を十文字に結び、その上に柳箸を置きます。
神さまにお供えした祭礼膳と牛の舌餅は、藁苞に入れて持ち帰り家族と食します。

小倉の左義長(どんど焼き)
小正月の十四日夜、神社の境内に、竹でやぐらを組んで、行われる火祭りです。正月に飾った門松や、しめ飾りなど持ち寄って一緒に焼きます。子どもの書いた書初めを竹の先につけて燃やします。書初めは、火の勢いで空高く舞い上がり、高く上がれば上がるほど習字が上手になると言われています。人々は、燃え盛る火に五穀豊穣・家内安全・無病息災・・・と、願いをこめて祈ります。

嫁ごの尻たたき
小倉に江戸時代から伝わる新年の行事で、十四日夜、この一年間に結婚した花嫁さんは、姑さんにつれられて、住吉神社にお参りし、そこでお神酒をいただきます。このお神酒をいただいた事により、はじめて『氏子』となります。そして、左義長の火のそばで、村の子ども達が、ワラで作った棒で、盛装した花嫁のお尻をたたくと云う行事です。嫁が家に居着くよう、子宝に恵まれますようにと願い、村の一員として新妻を歓迎し、紹介することが目的です。

住吉神社

祭神
 表筒男命
 中筒男命
 底筒男命

由緒不詳なるも往昔此の地住吉神社の神領なりし故其に依り勧請せしものなりと云わる

例祭 十月十七日
特殊行事嫁詣一月十四日

相殿に八龍明神を奉斎する
祭神 高龗神

平成二十五年一月吉日
春日市小倉住吉神社氏子総代会
ご朱印   
鎮座地区 春日市
郵便番号 816-0824
所在地  春日市小倉3丁目37
地図座標 33.530766,130.451729
公式HP   
福岡県神社誌
【社名】 住吉神社 [A00-0529]
【所在地】 筑紫郡春日村大字小倉字村中
【祭神】 表筒男命、中筒男命、底筒男命、高龗神
【由緒】 不詳、明治五年十一月三日村社に定めらる。祭神高龗神は同大字字トヲソノに無格社八龍神社として祭祀ありしを明治四十四年十二月二十ニ日合併許可
【例祭日】 九月九日
【主なる建造物】 神殿、幣殿、拝殿
【境内坪数】 四百七十四坪
【氏子区域及戸数】 小倉 百三十戸
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公開日  2013/06/30
更新日  2013/06/30
一の鳥居
一の鳥居扁額
神社全景
猿田彦大神
二の鳥居
二の鳥居扁額
参道風景
注連掛石
手洗鉢
神社案内
境内風景
境内鳥居
境内鳥居扁額
社殿正面
境内水盤
社殿正面
狛犬(阿形)
狛犬(吽形)
由緒書き
社殿神額
拝殿内
拝殿内
干支恵方盤
鳥居扁額
社殿全景
社殿全景
本殿
社殿全景
本殿背景
境内風景
遥拝所
境内神社(不詳)
神社裏側風景
     
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