[0298] 大神神社(おおみわじんじゃ)
神社№  0298
神社名  大神神社(おおみわじんじゃ)
神社別名  
参拝日  2012/04/28
再訪日  2013/04/21
社格   村社
その他社格 
ご祭神  大物主大神
由緒等  
大神神社略記

一、鎮座地
福岡市東区高美台二丁目ニ〇八番地

一、御祭神
大物主大神(大神大明神)を奉斎す。
出雲大社と並ぶ大神神社(大和国一ノ宮)の分社なり。貴船神社、荒神両社は末社なり。

一、御由緒
神功皇后御征朝の節、大和の将兵此の地に駐屯の折勧請したるものと伝う。
立花城主は守護神として特に崇敬厚かりし。
永禄十年九月八日、宗像大宮司氏貞、許斐左馬大夫氏備の軍勢、上和白村に乱入して民家を焼払う。立花城代怒留湯入道馳せ向って応戦奮闘双方討死の侍雑兵共弐百余。黄昏に及んで敵は許斐岳指して引揚げたれば其の夜は陣取って夜警し翌九日、立花城へ勇ましく凱陣す。城主立花道雪公より、燈明田弐反八畝拾歩御寄付ありたり。近くに陣畑陣作などいう処あり。

一、御神徳
祭神、大物主神は大国主命(大黒様福の神)として広く民間に親しまれたる神様にして、吾々祖先代々その御神徳を仰いで安穏和楽の生活を伝え来る。然るに戦後精神生活低下し道義将に地に堕ちんとす。此の時吾々は愈々神域を浄化し社殿を整備し祭祀を厳修して御神徳を宣揚せんとす。

一、神域
始め境内は二九一坪なりしが明治四十一年国有林三〇〇坪払下げ更に隣接地を入手し社有地総面積六七九九平方米(約二〇五六坪)あり。

一、社殿
古来度々再建又は修理して今日に及びしが、昭和三十九年拝殿東側に埋立工事を施工し鉄筋コンクリート流れ造瓦葺神殿一・五坪、中殿二・五坪、渡殿五坪。内陣其の他施設祭具等氏子崇敬者の寄進により殆ど完備す。翌四十年四月十八日、厳粛且盛大に御遷宮奉祝を執り行いたり。

一、祭儀
元日祭 一月
祈年祭 二月
祓日籠 四月
祇園祭 夏日籠 七月
宮日祭 十月
七五三 勤労感謝祭 十一月
大祓祭 十二月

大神神社祭日表

元始祭 一月
祈年祭 二月
厄除祭日籠 四月
祇園祭日籠 七月
注連縄卸祭 十月
例祭(宮日) 十月
新嘗祭 十一月
大祓祭 十二月
焚上祭 十二月

宮前古墳

この古墳は、西暦六世紀末につくられた墓と推定されていますので、今から約千四百年前に築造された横穴式古墳であります。
昭和四十五年高見台団地造成に先き立って福岡市教育委員会文化課の手で発掘の結果、古墳内部に残された品物から、武人の墓と想像され、馬具・直刀・黒曜石の矢じりの一部の外、金環・土器の出土品及びガラス玉、水晶の切子玉など三十八個が発見されました。
この大神神社の境内地の造成前の地番は、福岡市東区大字上和白字宮前といい、唯今は東区高見台二丁目と改称されましたが、更に尚団地内には、登り窯、古代製鉄所跡、古墳八基も発見されたことから「大和の将兵の駐留の折、大和の国一の宮 大神神社からの勧請」云々の大神神社の御由緒か、生々とよみがえり来る心地して、古代史探求の重要性をしみじみと感じ入る次第であります。
ご朱印   
鎮座地区 福岡市東区
郵便番号 811-0215
所在地  福岡市東区高美台2丁目24-1
地図座標 33.686795,130.444751
公式HP   
福岡県神社誌
【社名】 大神神社 [A00-0074]
【所在地】 糟屋郡和白村大字上和白字宮ノ前
【祭神】 大物主神
【由緒】 不詳、元亀二年立花山城主戸次丹後守鑑連より田地寄附の事今に口碑に存す。明治五年十一月三日村社に定めらる。
【例祭日】 十月二十五日
【神饌幣帛料供進指定】 昭和三年十一月二十九日
【主なる建造物】 本殿、拝殿
【境内坪数】 五百九十一坪
【氏子区域及戸数】 和白村大字上和白、六十六戸
【境内神社】 貴船神社(多迦雄神)、猿田彦神社(猿田彦神)
コメント  
公開日  2012/06/24
更新日  2013/06/04
神社全景
神社正面入口
社号標
参道風景
一の鳥居
一の鳥居扁額
参道風景
注連掛石
参道脇狛犬(阿形)
参道脇狛犬(吽形)
参道脇臥牛
境内前風景
二の鳥居
二の鳥居扁額
境内風景
大神神社祭日表
神馬
大神神社略記
参籠殿
参籠殿新築記念碑
手水舎
お潮井台
社殿正面
社殿正面
狛犬(阿形)
狛犬(吽形)
拝殿内
拝殿神額
社殿全景
大黒尊天
社務所
社殿脇風景
境内神社、貴船神社
宮前古墳風景
大神神社神殿跡碑
宮前古墳
宮前古墳説明板
社殿左側風景
本殿横の狛犬
遥拝所
本殿背景
本殿背景
古井戸跡
神社全景
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