[0377] 吉国神社(よしくにじんじゃ)
神社№  0377
神社名  吉国神社(よしくにじんじゃ)
神社別名  
参拝日  2012/05/05
再訪日  2013/09/05
社格   不詳
その他社格 
ご祭神  不詳
由緒等  
吉国神社

この神社は、一三六ニ年十月四日長者原合戦のおり戦に敗れた落人が隠れ場所として住みついたところといわれ、ここに社を建て稲荷様を祭ったのがこの神社です。
この稲荷様は、病気や悩みがなくなり商売が繁昌するといわれています。
この神社を別名向駕輿丁稲荷さまとも呼んでいます。
ご朱印   
鎮座地区 糟屋郡
郵便番号 811-2310
所在地  糟屋郡粕屋町花ヶ浦1丁目11-31
地図座標 33.608188,130.477181
公式HP   
福岡県神社誌未掲載
粕屋町誌
【社名】 吉国神社 [N03-0001]
【所在地】 粕屋郡粕屋町
【伝説】 長者原合戦のとき懐良親王が布陣されたところを「御所陣」と呼んでいます。この丘陵地を別名稲荷山ともいいます。戦いに敗れた一人の武士が落人となり、人家の少ないこの山里に妻とこどもをつれてきて住みつきました。隠れ人として、暮していたある夕暮時、一匹の大きな白狐が迷いこんできました。何気なく「シッ」と追ってみると、腰や足に傷を負い、逃げることもできず、人なつっこく何かをいいたそうなようすでした。そこで主人は可哀想に思い、食べものを与えました。この狐は、傷のために、餌を探すことも、とることもできず、数日間、何もたべずに空腹のうちに、ここにたどりついたのでしょう。喜んで食べ終わると、足をひきずりながら山の方に行ってしまいました。翌日、夕方またやってきたので、妻が「よくきたね。」と御飯をやると、また山の方に行きました。こうして一週間ぐらい、繰り返しているうちに傷も治り走れるようになりました。ところが今度は帰らなくなり、当家の床下に寝泊まりして、小さな娘さんと遊び、同家の家族として可愛がられ、また、たぎきとりや、野良仕事にも供をし、ときには留守番をするようになり、村里の人からも知られ、ほめられるようになりました。そのうちに夫婦も年をとり、こどもも立派な娘さんになりましたが、この大きな白狐は、ある日、急に病気にかかり何も食べなくなりました。老夫婦は夜も寝ずにてあつい介抱をしましたが、三日目の晩に死んでしまいました。老夫婦は、わがこを亡くしたように悲しみ、自分の庭に丁重に祀り、毎晩線香をたいて供養しました。ある晩、この白狐が夢枕に立って告げました。「自分は白狐ではなく、お稲荷様の使いとして、この世に生れ、色々修行を積み、良き人を探しもとめているうちに、あなたに出会い、人もおよばぬ介抱をうけました。ご恩は死んでも忘れません。今は正一位稲荷大明神の位を頂いています。ありがとうございました。」と。目が覚めてみると二人とも汗びっしょりで同じお告げをうけたのです。老夫婦は早速祠を建て、この話を里人に話しました。そのうちに参詣者も多くなり、今も各地からの参詣者がたえません。これが花ヶ浦区御所陣吉国神社といわれています。
コメント  
公開日  2012/06/24
更新日  2013/09/22
神社全景
神社正面
鳥居
鳥居扁額
由緒書き
手洗鉢
境内風景
社殿正面
拝殿神額
拝殿内
社殿全景
 
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