新宮神社
この神社は、もともと鷭匠給(現在のナイキ製作所内)に鎮座しており、上府と下府両村の産土神でした。しかし神社の運営などで上府、下府の意見が分かれたため、明治十五年九月二日に分社し、現在の場所に移りました。それ以来下府の氏神として信仰を集めています。
その後、明治三十九年(一九〇六年)の神社合併に関する通達により神社の合併が進められ、「ムラ」の中にあった船橋天満宮、竃門神社、恵比須神社、若宮神社などがこの新宮神社の境内に移されました。
二十年に一度、御遷宮が行われ、最近では平成六年にとりおこなわれました。
祭神 墨江三前神
例祭日
一月一日 元旦祭
一月十日 恵比寿祭(恵比須神社)
五月下旬 田植え祈願(若宮神社)
七月二十五日 祇園祭(船橋天満宮)
十月二日 秋祭り(日籠り)
十月十三日 宮座
十月十七日 おくんち
平成九年 新宮町教育委員会
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新宮神社の改築之碑
新宮神社は、昭和九年に建て替えられてから六十年が経過し、平成六年が二十年に一度の御遷宮に当たるのを期して、神社建替えの機運が高まった。下府一区、二区の総会に諮り、新築することを確認した。神社の建築資金は、下府浜山共有地処分代金の特別会計から、両区平等に支出する事で決定した。両区より建設委員を選出し、両区三役及び宮総代等諮り篠崎宮司の指導を受け、神社手洗所の建築、狛犬の設置に当たり、平成六年九月末日までに総べての工事を完了した。古典建築を象徴する新宮神社が完成したのも区民皆さんのご理解と、先祖の方々が永年に亘り浜山共有保安林を保護管理されてきた遺産の賜物であり、心から感謝しここに記録を残す。
平成六年九月吉日
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