神興神社縁起
祭神 宗像三女神(天照大神の御子神)
多紀理姫命
市杵島姫命
多岐都姫命
神興神社は往時より斯の地に御鎮座あり十一部落即ち上西郷、下西郷、久末、津丸、手光、村山田、八並、本木、畦町、内殿、舎利蔵の住民に依り祭祀を斎行す。(例祭は十月五日)
宗像社縁起に曰く、宗像三女神初め室木の六ヶ嶽に御着、その後此の地に留り給う。此の村に於て神威輝耀を以って神興と号す。その後三所の霊地(田島、大島、沖ノ島)に御遷座あり云云とある。
その三所に遷り給える後も、この地にも御社殿厳かにして祭祀も盛んなりしとかや、然れども何れの頃にかや兵乱に遇い御社も崩壊せしが村民の土一と言う者に夢の御告げあり、小祠を営めり。その後旱魃、凶作年に祈願すれば、霊應ありとて隣村民力を合せ石祠を建立す。
大正年間古瓦発見せられ、鑑定の結果延喜十一年の銘あり、吾が国で二番目に古い瓦と解り、この神社の往時の壮大なるを偲ぶ。
昭和五十五年十月吉日建立
(平成十四年七月吉日再建)
神興神社氏子会
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