[0807] 宮地嶽神社(みやじだけじんじゃ)
神社№  0807
神社名  宮地嶽神社(みやじだけじんじゃ)
神社別名  
参拝日  2015/01/17
再訪日  2015/05/04
社格   県社
その他社格 
ご祭神  息長足比売命、勝村大神、勝頼大神
由緒等  
何事にも打ち勝つ開運の神 金成・開運の神
宮地嶽神社

【御祭神】
息長足比売命(神功皇后)・勝村大神・勝頼大神

【由緒】
御創建は約一七〇〇年前、当社の御祭神「息長足比売命」別名「神功皇后」は第十四代仲哀天皇の后で応神天皇の母君にあたられます。古事記・日本書紀などには渡韓の折、この地に滞在され、宮地嶽山頂より大海原を臨みて祭壇を設け、天神地祇を祀り「天命を奉じてかの地に渡らん。希はくば開運を垂れ給え」と祈願の上船出されたとあります。その後神功皇后の御功績を讃え主祭神として奉斎し、随従の勝村・勝頼両大神を併せ、「宮地嶽三柱大神」としてお祀りしました。当社は全国に鎮座する宮地嶽神社の総本宮です。

[三つの日本一]
●大注連縄
長さ 11m
直径 2.6m
重さ 3t
毎年12月の中頃に、氏子・崇敬者の御協力により掛け替えられます。

●大太鼓
直径 2.2m
重さ 1t
牛の一枚皮で作られています。

●大鈴
直径 1.8m
重さ 450kg

[古墳・国宝]
地下の正倉院と称される日本最大級の巨石古墳
不動明王が祀られます巨石古墳は日本最大級の横穴式石室を有します。この石室は六世紀末から七世紀初めのものとされ、高さ・幅共に五メートルを超す大きな石を積み重ねて造られており、全長は二十三メートルにもなります。また、この地は地下の正倉院と言われ刀装具・馬具等約三百点が出土しそのうち二十点は国宝に指定されています。
※この宮地嶽古墳は平成十七年に国の指定史跡となりました。

[祭典カレンダー]
◆睦月(一月)
中旬 玉替祭 開運宮座祭(お膳座り)
二十八日 奥の宮不動神社初不動祭
◆如月(二月)
一~三日 厄除招福節分祭
十一日 護摩焚祈祷祭
初午の日 奥の宮稲荷神社初午大祭(招福だんご祭)
十七日 祈年祭
二十八日 奥の宮不動神社春季大祭(ぜんざい祭)
◆弥生(三月)
三日 流し雛神事
上旬 緋桜野点
◆卯月(四月)
一~十日 桜花祭
四~六日 春季大祭
◆皐月(五月)
三日 奥の宮薬師神社大祭(薬草祭)
三十一日 江戸菖蒲初刈り神事
◆水無月(六月)
一日~中旬 菖蒲まつり
三十日 水無月大祓式
◆文月(七月)
二十八日 奥の宮不動神社夏季大祭 奥の宮水神社例大祭(龍神さんのソーメン流し)
◆葉月(八月)
一日 大夏越祭(茅の輪くぐり神事)
長月(九月)
二十一~二十三日 秋季大祭
◆神無月(十月)
二十一日 宵宮灯明祈願祭
二十二日 御遷座記念祭(奉納筑紫神舞)
◆霜月(十一月)
一~三十日 七五三まつり
二十三日 新嘗祭
◆師走(十二月)
三十一日 師走大祓式・鎮火祭・除夜祭

[奥の宮の主な祭典]
◆不動神社初不動祭(孝養ローソク神事) 1月28日
お供えされた約1万本の「孝養ローソク」に不動明王の霊火を灯し、先祖供養・家内安全・開運厄除等を祈念します。
◆稲荷神社初午大祭(招福だんご祭) 2月最初の午の日
お稲荷様の御神徳に感謝する祭典です。古来よりお祝いの日には粉食をお供えします。きなこは家内安全・あずきは商売繁昌・みたらしは五穀豊穣のご利益があるといわれ、三色のだんごを戴くと三つの福が授かるといわれています。
◆不動神社春季大祭(ぜんざい祭) 2月28日
一心に願いを込めてお祈りすれば「善哉(よきかな)善哉(よきかな)」と言ってお聞き届け下さる身代わり不動様。このぜんざいを戴き、一年の無病息災を祈念いたします。

[~八社巡れば大願成就~奥の宮八社参り]
◆1番社 七福神社
福徳を授けてくれる神様として信仰される七福神が祀られています。
◆2番社 稲荷神社
稲の豊かな実りを守る神様から転じて商売繁昌をお願いする神様です。
◆3番社 不動神社
右手に剣、左手に縄を持つ不動明王は災厄を除く神様です。
◆4番社 万地蔵尊
にこやかな顔のお地蔵様は、とくに旅人や子どもをお守りします。
◆5番社 恋の宮(淡島神社・濡髪大明神)
婦人病に御利益があるといわれる淡島様、恋心を叶えてくれる濡髪様二柱の神様が祀られています。
◆6番社 三寶大荒神
火除けの神k、竈の神が祀られ、祈願線香を供えてお参りします。
◆7番社 水神社
万物の源、水を司る水波能売命(みすはめのみこと)が祀られています。
◆8番社 薬師神社
薬師の神(くすしのかみ)が病気の人々をお救いいたします。

[交通の案内図]
JR 博多駅より約30分
JR福間駅よりバス(タクシー)にて約5分
JR福間駅より徒歩25分
西鉄バス JR福間駅バスセンターより神社前にて下車

宮地嶽神社
〒811-3309 福岡県福津市宮司元町7-1
TEL 0940(52)0016 FAX 0940(52)1020
URL http://www.miyajidake.or.jp
E-MAIL mihasira@miyajidake.or.jp

奥之宮八社
七福神社
稲荷神社
不動神社
万地蔵尊
恋の宮 淡島神社 濡髪大明神
水神社
三宝荒神
薬師神社

大願成就

奥之宮八社めぐり
昔からこの奥之宮八社をひとつひとつまわれば、大願が叶うと言われており、多くの方々が訪れています。

(壱)七福神社
古くより福徳の神として信仰されている七福神とは、恵比須、大黒天、布袋、福禄寿、毘沙門天、弁財天、寿老人の七福をいいます。

(弐)稲荷神社
すべての食物、とくに日本人の主食お米(稲)のゆたかな実りを守る神様です。イナリは初め稲生と書かれていましたが、稲の束を肩に荷なうところから稲荷になったといわれています。

(参)不動神社
怒った顔つきをし右手に剣、左手に縄を持ち、常に炎を背に石の上に座っている不動明王は、その形相から、悪魔や災害を除くといわれています。

(四)万地蔵尊
お地蔵さまの呼び名で知られる地蔵尊は、そのまるく、にこやかな顔で、昔から多くの人に親しまれ、信仰されてきました。とくに、旅人や子供を守ります。

(五)恋の宮
淡島神社
淡島様と親しく呼ばれており、特に女性特有の病気には御利益があるといわれています。祈願するときに、女性が手作りの人形を奉納する習慣があることでも知られています。

濡髪大明神
濡髪大明神が、恋をかなえてくれるという信仰が生まれたのは、いつの頃かわかりません。今も、密かに恋が実るように祈る若い女性の姿が見られます。

(六)三宝荒神
昔、家の中で最も清い場所とされたかまどに棲んだことから、かまどの神、火除けの神として祭られた三宝荒神。祈願線香をお供えしてお参りします。

(七)水神社
この地には大河が無く、恵みの雨が地下水となり、埋蔵水として流れているのです。そこで水神様が差配されこの地は水枯れする事無く水がコンコンと湧きでています。その為、参拝すると無病息災・延命長寿・豊漁・豊作が得られると言われています。

(八)薬師神社
日本の医薬神を、仏教の薬師瑠璃光来になぞらえて薬師菩薩と呼びました。字のとおり医術や薬で病気の人を救う神様です。

日本最大の巨石古墳[国の指定史跡
宮地嶽神社の奥に日本最大の横穴式石室をもつ巨石古墳が発見されたのはもう二百年以上前のことです。この石室は六世紀末から七世紀始めのものといわれ、全長二十三メートルという大規模な石室は、高さ幅とも五メートルを超す大きな石を積み重ね造られたものです。宗像の古墳群とは異なる石材で造られた石室に埋葬された貴人は、何処から来たのでしょうか。古代に生きた人々はどういう気持ちでこの巨大な石を運び上げたのでしょう。ふと古人に尋ねてみたくなります。古墳からは、馬具、刀装具、緑に輝く瑠璃玉やガラス板などその数約三百点が発見され、どれも第一級のすばらしいものであり、そのうち二十点は国宝に指定されています。この地にあった氏族の繁栄と富をまざまざと象徴する、まさに地下の正倉院といえます。巨石古墳の発掘を機にここに不動神社を鎮座し、あわせて奥之宮に八つの社を祀り、五穀豊穣、無病息災、天下太平・・・を祈るようになりました。八社をめぐれば大願成就する、うれしい神々がおわします奥之宮八社です。

2月28日
不動神社 春季大祭(ぜんざい祭) 
この祭りは古来よりお供えされた黒砂糖で作ったぜんざいを参拝者にふるまったのが最初といわれ、不動明王はいかめしい顔に似合わず甘いものが好物で、善哉、善哉と願い事を叶えてくれるといわれている。

2月初午の日
稲荷神社 初午祭(招福だんご祭)
総本宮伏見稲荷大社が和銅4年(711)の初午の日に鎮座された事に始まる初午大祭。あずきだんご(商売繁昌)、きなこだんご(家内安全)、みたらしだんご(五穀豊穣)をいただくと三つの福が一度にころがりこんでくるといわれている。
〔奥之宮のお祭り〕
1月28日 初不動祭(孝養ロウソク神事) 
5月3日 薬師神社薬草祭
7月7日 七福神社大祭
7月28日 不動神社夏季大祭 等

宮地嶽神社
社務所:福岡県福津市宮司元町7-1 〒811-3309
TEL 0940(52)0016 FAX 0940(52)1020

九州北部王朝、黄金の聖地

玄界灘を臨む宮地嶽。
一千六百年前、その山は九州北部王朝の聖域だったと言われています。
金の冠、金の刀装具や馬具など二十点の国宝、数百の至宝が眠っていた日本最大級の横穴式古墳。
そして、時空を超え綿々と受け継がれてきた幻の筑紫舞が歴史を語ります。

宮地嶽神社 みやじだけ

◆綿々と受け継がれる黄金の歴史。
宮地嶽神社には、全国でも第1級の大きさを誇る横穴式石室を有する巨石古墳があります。約6世紀の建立と見られています。
その石室は、全長23メートル、高さ幅とも5メートルを超える巨大な石を積み重ねて造られており、大太刀や刀装具、馬具類、緑に輝く瑠璃壺や瑠璃玉、そしてガラス板など、およそ300点が発見され、そのうち20点もの品々が国宝に指定されています。それらの中で特に目を引くのは黄金を使った品々です。金銅製の冠や金の装飾が施されている3.2mの大太刀。シルクロードの文化を感じさせる金銅製の鎧(足置き用の馬具)。こうした数々の至宝から、宮地嶽の日本一・黄金伝説が生まれました。
宮地嶽の古墳には、金の冠をいただき、金の刀装具や金の馬具で身を固めた、まさに北部九州王朝の王と呼ぶにふさわしい人物が眠られています。

◆古代九州北部王朝の証、幻の筑紫舞。
数々の出土品とともに、九州北部王朝の足跡は、無形文化財としても残されています。それが筑紫舞。能や舞楽の原型ともいわれています。この舞は、王朝に捧げられた宮廷儀礼の名残と言われており、宮司自らが舞う珍しい舞い楽等として千数百年に亘って受け継がれています。

◆多様な信仰が織りかさなる奥の宮八社。
霊峰"宮地嶽"と約1600年前に創建された本殿を中心に、様々な信仰が栄えました。それが奥の宮八社として現在に至ります。例えば不動神社は、宮地嶽古墳が発見された時に「お不動様」の霊験だとして祀られたのが始まりで、古墳そのものが神社となっています。伏見稲荷から勧請された「稲荷神社」、名水や龍神を祀る「水神社」・・・。1社1社をお詣りすれば、大願が叶う奥の宮八社巡りとして知られています。

宮地嶽神社 みやじだけ
〒811-3309 福岡県福津市宮司元町7-1
Tel:0940-52-0016 Fax:0940-52-1020
宮地嶽神社ホームページ
http://www.miyajidake.or.jp/
宮地嶽神社フェースブック
http://www.facebook.com/miyajidake

お車・バイクをご利用の場合
高速利用 福岡市方面から九州自動車道古賀IC下車。北九州方面から九州自動車道若宮IC下車。
一般道 福岡市天神から都市高速経由、国道3号線で30分。北九州小倉から高速経由、国道3号線で50分。

電車をご利用の場合
JR 福間駅下車、駅前よりバス(タクシー)にて約5分。徒歩にて約25分(約2km)
西鉄バス JR福間駅から常時運行。当神社参拝臨時バスでは、神社前にて下車。

~金成・商売繁昌・開運~ 宮地嶽神社
福岡県福津市宮司元町7-1 〒811-3309 TEL0940(52)0016 FAX0940(52)1020

全国宮地嶽神社総本宮
金成・商売繁昌・家内安全・開運の守り神として、世の崇敬厚き息長足比売命(神功皇后)・勝村大神・勝頼大神の三神を宮地嶽三柱大神と仰ぎお祀りしております当社は口碑社伝等によれば1600年前、皇后渡韓の折、宮地嶽の山上に天神地祇を祀り航交・勝運を祈念されたことに始まると言われます。その御神徳を戴かれんとする崇敬者は九州はもちろん、四国、中国とあまねく崇敬を集めており、正月三ヶ日の初詣は約100万人にも達し、毎月朔日には御信者で大賑わいを見せます。又奥の宮には七福神社、稲荷神社、不動神社、万地蔵尊、恋の宮(粟島神社、濡髪大明神)、三宝荒神、水神社、薬師神社の八社が鎮座され、大願をかけ八社巡りをする人が後をたちません。

三つの日本一
直径2.6m、長さ11mの大注連縄、直径2.2m、重さ1tの牛の一枚皮で作られた大太鼓、直径1.8m、重さ450kgの大鈴の三つは当社のシンボルとなっており、名実ともに三大日本一が参拝者を迎えてくれます。

開運講社
開運講社は御遠隔地の方々の為に明治14年より設けられた制度で講社員の方々に神職が成り替って朝御饌、夕御饌を献げ奉り開運、厄除、無病息災、商売繁昌等を御祈願奉仕致しております。
有功講社員、名誉講社員、正講社員等に分かれ大方の御加入を受付中でございます。

民家村自然広苑
禊池のほとり、四季折々の花と木々に包まれた自然広苑内に、古式ゆかしい和の佇まいをとどめる民家村。全国各地の滅びゆく貴重な「合掌造り民家」「二棟造り民家」「くど造り民家」「高床式平柱小屋」「鉤屋造り民家」などを移築復元したものです。伝統の美と粋をとどめ自然とともに息づく日本人のふるさとの原風景がここに甦ります。ここで出会うのは、忘れかけた魂の安らぎかもしれません。

筑紫神舞
続日本紀にその名が見える筑紫神舞は、1200年の歴史をもつ由緒ある宮舞。この舞は、由縁ある当社にて伝承復活。年に一度御神前に厳かに奉奏します。

宮地嶽神社国宝
奥の宮一帯は地下の正倉院とまで言われ、この清浄の地より天冠、瑠璃壺、馬具類、太刀等の御物が発掘され重要国宝に指定されております。
<主たる国宝>
一、金銅鞍金具残欠・・・・・・・・・・・・・ 一背
一、金銅壺鐙・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 一双
一、金銅鏡板付轡・・・・・・・・・・・・・・・ 一箇分
一、金銅透彫冠残欠・・・・・・・・・・・・・ 一括
一、金銅装頭椎大刀(大形)残欠・・・ 一口分
その他数多くの国宝が出土され広く海外にまで紹介されております。

<行事>
1月1日 歳旦祭
2月節分の日 節分祭
2月11日 護摩焚祈祷祭
2月28日 ぜんざい祭
4月4、5、6日 春季大祭
8月1日 大夏越祭
9月21、22、23日 秋季大祭
10月22日 御遷座記念祭(奉納筑紫神舞)

交通機関のご案内
飛行機・・・・・・・・・・・・・・・・・・・福岡空港より車で45分。
JR・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・JR福間駅下車、駅前よりバス(タクシー)にて約5分。徒歩にて25分。
九州自動車道(高速道路)・・・古賀インターより車で15分。
ご朱印  
鎮座地区 福津市
郵便番号 811-3309
所在地  福津市宮司元町7
地図座標 33.780186,130.486118
公式HP  http://www.miyajidake.or.jp/
福岡県神社誌
【社名】 宮地嶽神社 [A00-0124]
【所在地】 宗像郡津屋崎町大字宮地字古賀
【祭神】 多紀理毘売命、狭依毘売命、勝村神、多紀都比売命、息長足比売命、勝頼神
【由緒】 創立年月日不詳、本社縁起曰宮地嶽大明神阿部相丞、勝村大明神藤高麿、勝頼大明神藤助麿、云々。伝説に往昔神功皇后新羅を征し給ふ時、宮地嶽の山上にて宗像三柱大神を招神鎮祭あらせられ祈請し給ひて遂に新羅に勝ち還御ありしに依つて宗像三柱大神を奉斎し給ひ、後に神功皇后を御同座に祀ることとなれりと云ふ。又勝村勝頼両神は三韓征伐に随行せられて常に先頭を承はり勝鬨を挙げられたり、帰還後此の地の祖神と祀らる。
又曰く、息長足毘売命は仲哀天皇の御志を継ぎ三韓御親征の事を企て給ふや、此の宮地嶽より親しく三韓の模様を御視察あらせられ尚山上にて天神地祇に戦勝を祈らせ給ひしと云ふ。勝村神勝頼神の両神は、命の御供して三韓に渡り抜群の功労ありしに依り凱旋後此の土地を領し祖神とならせ給ふ。依て神功皇后、勝村神、勝頼神を宮地嶽三柱大神と称へ奉る。又息長足毘売命は宗像三柱の姫神を特に崇敬せられし故後御同座に合せ祀る事となれりと云ふ。
明治五年十一月三日村社に被定、同十五年七月宗像神社の摂社に列せらる、明治三十二年四月二十七日県社に被列。当社は明治十年九月三日夜社殿焼失、明治十三年五月本殿、幣殿、新営、其の後参詣者次第に増加し境内及建物何れも狭隘を告げ加之白蟻の融害を蒙りし故、大正十一年、十二年に山を壊し谷を埋め三千坪の敷地を造り、同十三年工事に着手し昭和八年迄に本殿、祝詞舎、幣殿拝殿透塀、神楽殿、祓殿、楼門、廻廊、南門、神殿所、手水舎、宝物庫、社務所、祭座殿、物置庫等延坪五百数十坪に達し、檜材四十万才、杉材十二万才、雑木三万才、徳山産花崗石三万切、職工五万八千、人夫三万五千、八箇年の歳月と八十万円の浄財を要し、一切請負に附せずして新営せり。
正平二十三年宗像宮年中行事目録曰
宮地嶽明神内二社
宗像三所大菩薩
正月朔日神事、三月三日神事、九月九日節供神事、十二月二十日夜嶽祭、二季彼岸神事、毎月朔幣望祭神事、一年中二十四度
宮地嶽大明神
正月朔日神事、三月三日神事、九月九日神事、十二月二十日嶽祭神事、二季彼岸神事、毎月朔幣望祭神事、一年中二十四度
永享九年三月宗像宮神事次第曰
宮地嶽祭神大御供五前、小御供二十六前、祝詞後歌あり、堺物五前、御幣二張十二づつ、稲二把粢五枚、祝詞後歌心経供養廳座饗二十五前、御酒大瓶に上六本有立器拍子合あり、尚境内社奥の宮は上古の墳墓にして地主神の外に何時よりか加具槌神水波能売神を合祀す。
【神饌幣帛料供進指定】 明治四十年一月十九日
【主なる建造物】 御本殿、幣殿、拝殿、祓殿、神楽殿、社務所、廻廊、楼門、神庫、祭座殿
【主なる宝物】 金銅製壺鎧一対、金銅製鞍橋覆輪金具附金銅製尾錠三個一対、金銅製鏡板附轡一個、金銅製杏葉二個、金銅製透彫金具残欠一個、銅製鎖一個、金銅製頭椎大刀柄頭(小)一個、同上残欠(大)一個分附、金銅製鐔残欠一箇刀身残片三個、緑瑠璃丸玉二一七箇一連外に四七個蓋付銅鉚一箇蓋付銅盤残欠機関一個、長方緑形緑瑠璃板(三片)一板分、宝珠形同板一枚、同三角形同板一枚、附緑瑠璃板残片八箇、其他伴出物一切、瑠璃壺一個、銅壺一個、以上国宝
【境内坪数】 一万一千坪
【氏子区域及戸数】 宮司区百六十戸
【境内神社】 須賀神社(素盞嗚尊)、宗像神社(宗像三女神)、五穀神社(保食神)、海積神社(和多津見神)、愛宕神社(加具槌神)、龗神社(高龗神、闇龗神、少童神)、菅原神社(菅原道真公)、奥宮境内社、大塚稲荷神社(豊受姫神)、雷神社(地主神、火産霊神、水波能売神)、薬師神社(大己貴命、少彦名命)
コメント  
公開日  2015/05/17
更新日  2015/05/17
参詣道入口鳥居
参詣道入口鳥居扁額
参道入口鳥居
参道入口風景
参道鳥居
参道脇神馬
六百俵の碑
六百俵の碑案内板
神池
参道脇狛犬(阿形)
参道脇狛犬(吽形)
参道鳥居
参道からの眺望
参道脇神馬
元本殿跡
元本殿跡
元本殿跡
参道鳥居
奥の宮八社巡り案内板
参道脇臥牛
参道脇臥牛
参道風景(背景は宮地山)
参道風景(背景は宮地山)
参道鳥居
開運講社
神門前鳥居
神門前鳥居扁額
神門
神門
うぶすな石
手水舎
神門前狛犬(阿形)
神門前狛犬(阿形)
神門前狛犬(吽形)
神門前狛犬(吽形)
神門扁額
神門背面
社殿正面
社殿正面
拝殿注連縄
拝殿正面
拝殿左側
拝殿右側
社殿全景
境内風景
獅子舞型おみくじ
社殿左側風景
御神水
神庫
境内神社、海積神社、愛宕神社、宗像神社、五穀神社、龗神社、菅原神社
本殿
本殿後門
社殿背景
社殿右側風景
境内神社、須賀神社
開運殿
奥の院道標
奥の院鳥居
奥の宮、七福神社
奥の宮、七福神社
奥の宮、七福神社
奥の宮、七福神社
奥の宮、稲荷神社
奥の宮、稲荷神社
奥の宮、稲荷神社
奥の宮、稲荷神社
奥の宮、稲荷神社
奥の宮、不動神社
奥の宮、不動神社
奥の宮、不動神社
奥の宮、不動神社
奥の宮、不動神社
奥の宮、不動神社
奥の宮、不動神社
奥の宮、万地蔵尊
奥の宮、万地蔵尊
奥の宮、万地蔵尊
奥の宮、恋の宮
奥の宮、恋の宮
奥の宮、三宝荒神
奥の宮、三宝荒神
奥の宮、三宝荒神
陰陽石
奥の宮、水神社
奥の宮、水神社
奥の宮、水神社
奥の宮、水神社
奥の宮、社務所
奥の宮、薬師神社
奥の宮、薬師神社
奥の宮、薬師神社
大太鼓堂
宮地嶽神社造営碑
社司川島澄之助翁
社司浄見秋夫翁
 
▲TOP