二瀬宮
「二瀬神社」とも「おやしろさま」とも呼ばれています。牛馬の神様として駄祈祷などが行われていました。ここは、久原川と新建川が昔合流していた場所で、「落合」という地名が残っています。祭神は、瀬織津姫神、速秋津姫神です。明治四十四年から若八幡宮に合祀されていましたが、昭和初期にもとの場所に戻ってきました。この地にはかつて大きな山桜がありました。江戸時代の終わり頃にかかれた『筑前国続風土記拾遺』にはその様子が次のように書かれています。
「花の時は雲をこらし雪を翻し所さえ川に臨みて風にかをり水にうつる色香殊に深く見所多し。遠近の貴賤樹下に群集し賞心の輩引きもきらず。国中第一の大木也。」
平成25年 久山町教育委員会
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