[1554] 負立八幡神社(おいたつはちまんじんじゃ)
神社№  1554
神社名  負立八幡神社(おいたつはちまんじんじゃ)
神社別名  
参拝日  2022/03/05
再訪日   
社格   村社
その他社格 
ご祭神  田心比売命、市杵嶋姫命、多岐都姫命、神功皇后、応神天皇、即子皇子、仲哀天皇、仁徳天皇、武内大臣
由緒等  
八幡神社由緒

御祭神
多岐都姫命、市杵島姫命、多紀理姫命、菟道椎子、仁徳天皇、応神天皇、仲哀天皇、神宮皇后、武内宿祢

当八幡宮は其昔ハ〼田宮という、境内坪数一一八二坪、筑前風土記に曰く立岩別府府内当神社の神廟は聖武天皇天平十一年宇佐八幡宮より神人時枝内膳御勧請し奉る。

負立八幡神社ものがたり

むかし、仲哀天皇の夫人神功皇后が朝鮮征伐の帰路、九州の筑紫でホンダワケ(後の応神天皇)を出産しました。その子が生まれた土地「産み(宇美)」といいます。現在の宇美八幡とされています。
翌年の春、京に上がるため軍隊を引率され、粕屋と嘉穂の郡境の険しい峠を竹で編んだザルすなわち(ショウケ)に生まれて間もないホンダワケを入れて武内宿祢が担いで峠を越えたとされ、「チョウケ越え」と名付けられました。
「大分」の地名は、従軍の兵士に戦利品を分け与え、軍隊を解散したことから「大分かれ」から「大分」になったとされています。「大分」でしばらくとどまって行宮を営み、筑紫のまつりごとを行ったことで、宇佐宮託宣集に穂波郡大分宮は我本宮なりとあり、筥崎宮の元宮でもある。
皇后はついに東に遷都しようとして武将達に自分の国に戻るように伝えた。武将達は曩祖の林で酒宴を催した。祭壇を設けて遠祖と天地の神々を祀った。その林を「曩祖の杜」といい、後世発音が同じなので「能祖」と書くようになった。皇后の「いづれの日にか逢おう」から「いづれ」「飯塚」、船の帆が風をはらんで「帆と波が競っているようだ」から「帆波」「穂波」ここからきているそうだ。
皇后が都へ赴かせ給う時、ここで朝饌「朝食」を聞きし召されました。聖武天皇の天平十一年祠を立てて、柏森八幡で宇佐八幡の社領だったことを皇后に申し上げると「彼の地より迎え祭るべし」とおしゃられた。武内宿祢命が皇子「後の応神天皇」を負い奉りて、神功皇后が休息の地を出発されたことにより、負立八幡の名がついた。

柏の守地名の由来

筑前続風土記巻の十二
嘉麻郡立岩村の条にこの村に大いなる榧の木あり圍一丈五尺ありてそこを榧の森と伝えり、この木に藤三本まつえり、内二本は圍三尺ありて花蕚三尺余りにて此榧藤共に異も美観なり。
貝原益軒が続筑前続風土記を書き始めたのは、一六八八年にして国の内を里ごとにあくがれ歩きー-ー雨にそぼち露に濡れ巡りみること八百邑にあまれりとありて彼がこの地に巡り来た当時の様子を伝えたものと見られる。
当時の榧、藤の様子がその樹相まことに見事なものがあったと思われる。人目に驚異を感じさせる位石巨岩が地名となることは類例の多いことで、近くの立岩もその一例である。榧の森は美しい柏の大木に藤の絡んだ一叢が「柏の木の森」であって、森の一帯を柏の森なる土地と云う意味で人々が呼びつたえ地名となったものであろう。
昭和四十八年四月佳日 飯塚市柏の森 安永ハツ 奉献
ご朱印   
鎮座地区 飯塚市
郵便番号 820-0011
所在地  飯塚市柏の森312
地図座標 33.640716,130.700505
公式HP   
福岡県神社誌
【社名】 八幡神社 [A00-0435]
【所在地】 飯塚市大字立岩字徳満
【祭神】 田心比売命、市杵嶋姫命、多岐都姫命、神功皇后、応神天皇、即子皇子、仲哀天皇、仁徳天皇、武内大臣
【由緒】 聖武天皇天平十一年十一月豊前国宇佐より勧請明治七年一月七日村社に被列。社記に、鎮西筑之前州嘉麻郡縄別庄立岩別府府内立岩別府八幡大菩薩之神廟は聖武天皇天平十一年本宮(宇佐神宮)より神人神託を奉じ御勧請仕り其当時時枝内膳付添参り諸事本宮に擬し造営之旨勅定に依つて仰出さる御遷座は翌庚辰年二月上卯日嘉麻嘉穂の御領の人々一同参候して御神輿を奉迎す云々以下略。毎年六月二十九日、八月十五日、九月九日御神幸ありしと云ふも現今はなし。
【例祭日】 九月九日
【神饌幣帛料供進指定】 明治四十一年十一月十日
【主なる建造物】 神殿、幣殿、拝殿、楼門、絵馬殿、神饌所、社務所
【主なる宝物】 御神鏡一面
【境内坪数】 千七十四坪
【氏子区域及戸数】 区域 柏の森区、山内 戸数五百戸
【境内神社】 志賀神社(志賀海神)、五穀神社(豊受姫命)、宮地嶽神社(勝頼神、勝村神)、恵比須神社(事代主命)、須佐神社(須佐男命、菊理姫命)、大行事神社(高木神)、日吉神社(大物主神)
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公開日  2022/03/27
更新日  2022/03/27
参詣道風景
一の鳥居
一の鳥居扁額
二の鳥居
二の鳥居扁額
負立八幡神社案内板
石橋
三の鳥居
三の鳥居扁額
社号標
参道階段
四の鳥居
四の鳥居扁額
境内神社、猿田彦大神
境内神社、高木神社
注連掛石
楼門背面
社殿正面
社殿正面
狛犬(阿形)
狛犬(吽形)
拝殿神額
拝殿内
社殿全景
社殿全景
社殿全景
本殿
社殿背景
水盤
神楽殿
社殿右側境内神社
境内神社、宮地嶽神社
境内神社、恵比須神社
境内神社、須佐神社
社殿左側境内神社
境内神社、天満宮
境内神社、貴船神社
境内神社、志賀神社
境内神社、託宣神社
境内神社、五穀神社
薬師如来
御神体
平和之碑
 
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