萩の原天神社
毎年、四月十五日と七月十五日が例祭で九月二十五日は、もともとは萩の原の奥山にあったお宮が、大正の初め神社統合の政令により、いったん本村の大山祇神社に鳥居共々合祀されたが、その後萩の原地区に不作の年が続いた為、作神さまである天神さまが不在が不作の原因ではなかろうかということで、現在地に大正5~6年ごろに建てられた。神社奥には石の神殿があり、その中には御神石が安置されている。この拝殿を造るとき、敷地の中央にある老松を切る祭である。昭和四十四年の春、神社下の田の中から黒曜石のピカピカ光る石斧が発掘されたり、萩の原峠に通じる町道の工事中にも黒曜石の石刃が発掘されたりしている。平家の末裔が萩の原地区の里人だという言い伝えもあるそうだ。尚、現在の社殿は平成6年改築されたものである。
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